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平成15年 (2003年)
3月 4月 5月 6月 


矢矧晴一郎  スピード思考の技術(成美堂出版,2003)★★★★

20日に発売されたばかりの新刊です。この著者を初めて知りましたが,当年74歳だというのに,非常に若いんです。発想もやっていることも若い!羨ましいくらい,毎日が充実しているんですね。毎日が充実すると若くなる,そう思いました。

この本は,考えと行動のスピードを同時に上げよう,というものですが,この本には,他人の言ったことや考えは全く書かれていません。というより,それが著者の方針のようです。「他人のことは書かない。他人の情報収集をゼロにする。」それによって,スピードアップを図っているわけです(もちろん,情報は取り入れていますが,それについては書かない,ということです)。 → この理論でいくと,このページはダメですね(笑)。

で,スピードアップのためには,戦略を考えることがとても重要であると。戦略をうまくいかせるには「切り捨てと集中」が必須,と説きます。

この本を読んでいて気付いたのは,このようなことを実行している人々の共通点というのがかなりある,ということです。「切り捨てと集中」というのは,何かの本では「選択と集中」と書かれていました。その他にも,いろいろとあります。

ふ〜む,なかなかですね。(2003.7.25)


斎藤 孝  三色ボールペン情報活用術(角川oneテーマ21,2003)★★★★

ベストセラーになった『声に出して読みたい日本語』の著者が書いた情報活用についての書。3色のボールペン(赤,青,緑)を用いて情報を色分けすることにより,自分の「脳のフィルター」を介す(自分をくぐらす)ことになり,それが本当の情報として活きてくる,というのがその要旨。3色ボールペンで資料を色分けすると,そのままレジュメになるというわけです。そうすることで,その内容を構造的に理解できる。それが整理することにもつながり「整理=活用」という,一石二鳥です。週間スケジュールもやっぱり3色色分けで。

その他,いろいろと参考になる部分も多いかと思います。少しでもその方面に興味ある方は一読価値あり,のしんちゃんオススメ。(2003.7.20)


杉崎仁志  誰にも話さなかった超仕事術(マリアコーポレーション,2003)★★

この方,私と1歳しか違わないのに,本当の億万長者なんです。その主張は「仕事人になれ」。家庭を犠牲には絶対にするな,と言っているんですね。それをしなくとも,一流の仕事人になれると。下の青木氏に通じる点があります。

で,著者の言う超仕事人の鉄則ですが,

  1. 目の前の与えられた仕事に全力を尽くす
  2. 常に上を目指し,スキルアップをはかれ
  3. お金の力を知れ
  4. 年間の仕事を細分化せよ
  5. 情報を整理せよ
  6. ゲーム化せよ
  7. ルール化・法則化・マニュアル化せよ
  8. 感謝せよ
  9. 法則性を見いだせ
  10. 人生の達人となれ

(2003.7.6)


青木仁志  最強の時間管理術(講談社,2002)★★★

「営業研修ならアチーブメント」と評判のアチーブメント社代表取締役の著書。一流になる男は自分を信じるメンタル・タフネスがある,と喝破。自分を人汁ポジティブ・シンキングと逆算思考(目標から逆算して段取りをしていく)がビジネスには必要と主張しています。

ビジネスのための3つの頭脳整理法とは,

  1. 願望を明確にすること
  2. 目標を設定すること
  3. プランを立てること

これらのことは,この種の本ではどれでも書かれていることですね。著者の主張は,一にも二にも「実行」あるのみ。「アチーブメント手帳」まで生み出したその実行力は,見習うべき点でしょう。(2003.7.6)


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