宇宙世界はパターンで語りかける(ヘラクレイトス)ヘラクレイトスの創造的考察
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宇宙世界(コスモス)は,パターンで語りかける "The cosmos speaks in patterns." ロジャー・フォン・イークの「創造力のスイッチを入れろ(原題:Expect
the Unexpected: A Creativity Tool Based on the Ancient Wisdom of
Heraclitus 訳:川崎和子)」に取り上げられた30のヘラクレイトスの言葉について,1つずつ私なりに考察してみます。
宇宙(神?)が創ったものには,一定のパターンを取るものがありますね。この本で例としてあげられているのは,月数,時刻,1オクターブ(半音階で12音),イエスの弟子数などに共通する "12" という数。あるいは,有名な「フィボナッチ数列」*。 ※フィボナッチ数列:この数列パターンは,自然界のいろいろな現象に認められている。ウサギの増殖数,枝分かれする植物の生長点の数,ひまわりの種の付き方,オウムガイの渦巻き,海の波など(これはとても驚くべきことだと思います。初めてこの数列と自然界との関連を知ったときには,あっけにとられました)。この数列における隣り合う項の比はほぼ 1:1.618 となり,古代ギリシャ人の間では「黄金分割」として知られていたそうです(パルテノン神殿やトランプの比)。 世の中には,どんなにもがいても逆らえない「自然の法則」というのが存在するんですね。その声にどれだけの耳を傾けられるか! その声に気付かねば,滅亡することだってあり得るのです。 自然界のみにならず,自分の身の回りでもそういうことが起きているように思います。偶然か必然か...? そう感じるときがありませんか? 古い格言にこういうものがあるそうです。 「一度目は事実,二度目は偶然,三度目以降はパターン化する」 良きにしろ悪しきにしろ,ある現象をどう解釈するかは自分自身です。いずれにせよ,それをパターン化してしまうのは人間の悲しい性でしょうか。弱い人間は逃げの方向に...。仕事の先延ばしもパターン化の一つですね>自分。 三度目の正直 二度あることは三度ある 愚者は経験に学び,賢者は歴史に学ぶ 宇宙世界の言葉に耳を傾けて,良いパターンを築けるかどうか,です。 Posted: 木 - 1月 1, 2004 at 08:38 åflå„ たこ部屋 |
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