ネット時代の個人情報の供与について


Yahoo!BB に続いて、ジャパネットたかたから個人情報の流出がありました。
今後もこのような事件(不祥事?)は続くものと予測します。
個人に問われるのは、いかにして自分の情報セキュリティを守るか、です。

このサイトを御覧になっている方はすぐに理解できるかと思いますが、デジタル情報なんて簡単に移動ができます。
コピー&ペーストで終わり。何十万人という顧客リストだって、わずか数分でコピー&ペースト。
パスワードでいくらセキュリティ設定を行ったって、パスワードを知っている人がデータを安易にメディアにコピー&ペーストしていれば、いくらでも流出ルートができあがります。
(自分たちがやっているメディアへのコピー&ペーストを考えればわかりますよね!)

ジャパネットたかたの場合、流出したのは1998年の顧客リストですが、その当時は今ほどセキュリティについてはうるさくなかったでしょうから、社員があまりそういうことを気にせずにコピー&ペーストしていたことでしょう。そのツケが今頃回ってきたんですねえ。
(別の意味で、急成長している会社が落とし穴にはまるときはこういうもんかな、と考えさせられます)

今後もこのような事件は起こるでしょう。では、個人の防御策は?
インターネットはショッピング、登録、予約など、煩わしかった個人作業に便利さをもたらしました。一方で、その代価として、個人情報の登録を求められたわけです。ですから、ある意味では情報を登録した各個人にも責任があるわけです(当然、そのようなリスクがあることを理解して登録すべきだから)。
かくいう私も、いったいいくつの会社に個人情報を登録したのか、把握できないくらいになっています(もちろん、自分でリスクを負う覚悟で登録しています)。

これからの会社は、このような個人情報管理のセキュリティに膨大な費用をかけざるを得ません。Yahoo!BB もジャパネットたかたも、被害損失額(補償を含め)は数十億円ともいわれています。それだけの損失を考えると、セキュリティというリスク管理にかけるお金など、たいしたことはありません。
が、それでも情報流出が起こる可能性は消えません。それを悪用される可能性もあります。ですから、個人がいかに自分の情報を不要に流出させないかが問われるわけです。具体的には、ネット上で買い物をしない、ユーザ登録しない、安易にプレゼント応募はしない、など。(うわ〜おっ! 一昨日台所用品の買い物をしまった!ホテル予約をしてしまった!)
みなさんは、いくつ個人情報を登録していますか?(アプリケーションのユーザ登録もその一つです)。自分もそうですが、遅まきながら、自分の個人情報の登録を見直してみる時期なのでしょう。

Posted: 水 - 3月 10, 2004 at 07:29 åflëO           たこ部屋


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