定年後プラン


人事院は9月30日「2002年民間企業の勤務条件制度等調査 」の結果を発表しました。それによると,60歳一律定年制とする企業の割合は90.6%であったそうです。
 
 

平均余命が80歳になって,70歳を越えてもみんな元気だというのに,定年はやっぱり60歳なのです(ちなみに,うちの前教授は90歳を越えたというのに,未だ千葉ー沖縄を月1度のペースで往復しています...最近はさすがに減少傾向にあるみたいですが)。
年金がどうなるかが論争の焦点になってきていますが,古くからあるこの制度,現在では破綻しています。抜本的に年金制度を改めない限り,今の時代には対応できません。この制度は,若年勤労者人口が多く,かつ平均余命が70歳前後を想定して作られたのだから,その前提が崩れ去った現代に適応できるはずがないではありませんか。
ということで,もはや年金に頼っていてはダメ!ということです。定年後の,あるいは60歳を越えてからの人生設計を40歳辺りから考えねばならなくなってきたのです。年金がないからダメ,ではなくて,ようやく支払い義務や勤労義務から解放されて,のんびりとした生活をエンジョイするのです。例えば,趣味に関わるような新しい仕事を始めてみるのもよいでしょう。え?職がないって?インターネット時代の申し子たちには,そんな心配は無用です。何らかの方法は存在します。60歳になってからは金を貯めるのが目的にはならないはずですから,生活するだけの金を入手できればよいのです。あるいは,そのために今から貯蓄しておくのも手ですね。いずれにせよ,身の回りにある金を有効活用していくのミソかな,と。
そのためには,いろいろと自らのスキルアップが必要です。その準備はできていますか? そろそろ,私も考えて行かねばなりませんね。医業だけやっていても,うまくいかない時代の到来ですよ!

Posted: 月 - 10月 13, 2003 at 10:06 åflå„           たこ部屋


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