個人の能力を高めるために


個人の能力は個人が責任を持って高めなければなりません。組織に依存する時代は終わっています。

以前も同じようなことを書きました 。その続編と言ってもいいでしょう。

今日、4つの本を御紹介しますが、いずれも「個の確立」「個々の能力の発展」がテーマになっているように思います。もはや、組織は個人を無視しては生き残れない。そういう時代なのです。
組織のやることは、個々の能力を抑制するのではなく、むしろその発展を奨励し、その伸びた能力を組織に還元させることを考えるべきなのですね。
時代はものすごいスピードで動いています。そのスピードに対抗するには、確固たる信念を持ち、スピーディに思考し行動することです。それがない組織は時代に置いていかれます。そのためには、組織構成員の能力を伸ばしてあげなければいけないのです。そうすれば、それに惹かれて、新しい風が舞い込んできて、さらに組織を魅力的なものにするはずです。
どうすれば、個々の能力を伸ばせるのか?最終的には個人個人の責任ですが(そういう自由を与えられるのであればリスクを負うのは当然です)、どの方面の能力が伸ばせそうなのかは、個々に訊ねてみて、それに見合ったものを紹介できれば、お互いにとっていいことでしょう。

ところで、このような本を読んで気付いた重要なことがあります。
この手の本に共通していること! それは、「選択と集中」という戦略です。やることにしろ、情報管理にしろ、選択してそこに集中しよう、というわけです。
そのためには...、という部分で、それぞれの筆者によって少しずつ方法論(戦術)が変わるわけです。
でも、この手の本を読むときのもっとも大切なことは、筆者の主張(ゴール)は何か、ということですね。今回は、そこに焦点を当てて書いてみました。参考になれば幸いです。

ただ、最近はどの本でもあまりにも「選択と集中」について書かれるものですから、逆のことが書かれた意見も拝聴したくなりました。バランスを取る意味で、です。選択と集中、その戦略に対抗する意見の書かれた本を御存知でしたら、お知らせいただけると幸甚です。

Posted: 日 - 3月 14, 2004 at 08:33 åflëO           たこ部屋


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