新規結核患者3万3千人 厚生労働省調査


2002年に報告された新規の結核患者数は前年より約2,700人少ない約33,000人だったようです。しかし,70歳以上の患者の比率が調査開始以来初めて40%を超えるとともに,ホームレスの患者が多いため大都市圏での罹患率が高かったとのこと。

<blockquote>新規結核患者3万3千人 厚生労働省調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030919-00000204-kyodo-soci </blockquote>
結核は決して過去の病気ではありません。医療従事者には常識ですが,一般の方々に少々誤解があるものですね。結核は,今現在も大活躍の疾病です。
2週間以上咳の続く方は,是非とも病院でレントゲン検査を受けて下さい。2週間以上の咳があるから結核,というわけではありませんが,鑑別診断(状況から考えうる病気)の1つではあります。どういう疾患が考えられるのかというと,クラミジア気管支炎,気管支喘息(咳喘息),後鼻漏に伴う慢性咳嗽,肺腫瘍,肺結核,間質性肺炎,他。頻度としては最初の2つが高いと思います。
いずれにせよ,2週間以上続く咳嗽は胸部レントゲン撮影が必須です。内科医の先生方もくれぐれもよろしくお願いいたします。疑わしき影を見つけたら,即,専門病院へ御紹介を。
(う〜ん,マジで書いちゃった...)

Posted: 月 - 9月 29, 2003 at 09:34 åflå„           たこ部屋


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