「成人気道感染症診療」のガイドライン 日本呼吸器学会
は,このほど「成人気道感染症診療の基本的考え方」と題するガイドライン
を出しました。“かぜ症候群”
は基本的には抗菌薬の適応ではないと明示したのがポイント。
急性上気道炎,いわゆる“かぜ症候群”は,ほとんどがウイルスによる感染症なので,抗菌薬は無効です。
急性上気道炎での抗菌薬の適応は,細菌感染が疑われる場合や細菌感染を合併した時に重症化しやすい場合に限り,下記のいずれかに該当する場合に抗菌薬の適応を考える,としています。 1.高熱の持続(3日間以上) 2.膿性の喀痰、鼻汁 3.扁桃腫大と膿栓・白苔付着 4.中耳炎・副鼻腔炎の合併 5.強い炎症反応(白血球過多、CRP陽性、赤沈値の亢進) 6.ハイリスクの患者 一方、これらに該当しない場合, 1.“かぜ症候群”は自然治癒する 2.抗菌薬は“かぜ”を直接治療するものではない上、頻用が耐性菌の出現につながる ことなどを説明して,患者教育を行うことが重要だとしています。 Posted: 土 - 8月 23, 2003 at 02:11 åflå„ たこ部屋 |
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