医師の"QOL"改善の処方箋



医師の "QOL" は悪化しているのか。その答えは、この特集号にあります。まあ、そもそも医師に "QOL" なんぞ存在するのか?という疑問から始まるのですが、医師である私個人の回答としては「一応、医師も同じ人間です」となります (^_^;)

アンケート調査結果にあるように、明らかに仕事量が増え、かつ書類作成量が増えているのは間違いありません。本文にもありますが、大学病院などは独立法人化や包括医療化の煽りを受け、○○委員会や××対策会議などの委員会や会議が目白押しです。教育、研究、診療の3大仕事は今や、会議の合間にやっている、といってもいいくらい(苦笑)。私が常時参加している会議だけでも5つ。医局長の仕事も書類作成や回答だらけと化しています。役職が上に行くに従って、書類作成量や会議数が増大する。そんなんで、もっと大きな目で組織のことを考えろ、というのは次第に無理な状況になってきています。本末転倒!?

閑話休題。で、QOL の改善のためにはどうすればいいのか? 「処方箋」といいながら、本特集には具体的な処方は何も書かれていません。事例が挙がっているだけ。開業しかない、と言っているようにも見受けられますが(笑)。それを見て自分で考えろ、というのでしょう。

私がこういうといろいろと差し障りがあるので控えますが、やっぱり自分のことは...(←言っているじゃん)。
医師なら、一読してもよいかと思いますが、あまり参考になる記事ではないかも。やっぱり自分のことは...。

Posted: 水 - 1月 14, 2004 at 04:30 åflëO           たこ部屋


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