iBook (Dual USB) のセットアップ

(平成13年9月16日)

今日は日曜日だというのに,日勤である。仕事は山積みだが,とりあえず先日入手した iBook のセットアップを終わらねば仕事にならないので(屁理屈だけど),1日つぶして(山積みの仕事はどないすんねん。でも,そのくらいの時間を要することはこれまでの経験上間違いないのだ),セットアップ,アプリケーションのインストール,および PowerBookG3 (1999, Lombird) に入っているデータの移行を行うことにした。セットアップ作業は,先人の同作業を参考に,次の順序で行った。今回のポイントは,いかにシステムフォルダを保護するか

ここで,手を止め,システムフォルダ内の機能拡張,コントロールパネル,および初期設定をすべて「必須」というラベルに変更。後からインストールする準システムファイルやアプリケーションファイルには別のラベルをつける。これは濱田宏貴氏の「ラボ流システム管理術」を参考にした。そのメリットについては,そこを参照のこと。さらに,システム附属のユーティリティ Disk Copy を使って,システムフォルダのイメージファイルを作成し,MO へ保存。これは,以前日経MAC に載っていたバックアップ方法を真似た。これがあれば,いつでもフレッシュなシステムフォルダに戻すことができる。ただし,イメージファイルの作成にものすごく時間がかかるのが欠点。すべてのアプリケーションのインストールが済んだら,同じようなものを作成するので,この作業は割愛してもいいかもしれない。(もちろん,CD-R に焼いてもよいが,私はそれを持ち合わせていないため,MO にしただけである)

今回,工夫したのは,RAMディスクを 4MB ほど作成したこと。これは,iBook を譲っていただいた方から教えてもらった方法だ。ここに,ブラウザのキャッシュファイルを作成する(ブラウザアプリケーションの初期設定で変更できる。デフォルトはシステムフォルダ)。キャッシュファイルというのは頻回に更新されるもの。とはいえ,必ずしも保存の必要性もない。こういうものは,RAMディスクにおいておけばHDのフラグメンテーション化は防げるし,ブラウザのスピードも若干速い。なるほどね〜,良いアイディアです!

作成したパーティションは6つ。システム用,アプリケーション用,データ用,もう一つのシステム用,一時保存用,そして,予備。ハードディスクが10GBと今の時代にしてはそれほど大きくないのに,パーティションを6つにも区切るのはおかしな話なのだが,PBG3 もそのようにしてあるのだから,個人的には変更したくない。HDクラッシュの場合に備え,もう1つシステムディスクを作成している(これは万が一に備え OS 9.1 のままにしておいた)。Office mac 2001 は9.2.1未対応なので,ちょっと不安がよぎったが,そのままインストールした。だいたい,Office はプログラムが複雑すぎるためか,OS アップデートの度にトラブルの主因となる厄介なアプリケーションだ。だが,これがなければ仕事にならないので,しょうがなくインストール(個人的見解だが,Windows の人たちがこれを使うのをやめたら,Mac ユーザーはとても喜ぶと思う)。一時保存用は,ダウンロードファイルの保存や Photoshop で使う Working area に使う。こうすれば,システムが入ったパーティションへのどうでもいいようなアクセスが減り,システムの保護にとってもいいはずである。

とすべての作業が終了したときには,夕方になっていた。仕事をしながらの作業だから,多少の時間のロスはやむを得ないが,それでもこの類の作業は時間を要するものである。

後日談:すべてのアプリケーションのインストールを終えた後で,実はまだやることが残っていた。Norton Utilities でフラグメンテーションを取り去り,ディスクチェックを行った。こうしてできあがったシステムフォルダは私個人の設定が詰まった大切なものなので,ここでもう一度上でやったようにシステムフォルダのバックアップイメージを MO に作成した。これで,システムトラブルが起こったとしても,簡単に現時点の状態に戻せるのである。