診察記録
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2002年(平成14年): 1月

2002年2月 

『モバイルスタイル 最強の時間術』() 小石雄一

「知的生産の技術」研究会週末の達人,小石氏の書籍。本の内容はデジタルとアナログをうまく使い分けてその長所を利用して知的生産を高めよう,というもの。

その意味では,私の「デジアナ検査室」と似ているところがある(?)。Handheld Windows CE が手軽で便利と知ったのは,この本を読んでから。

2002年2月 

『他人の10倍仕事をこなす私の習慣』() 和田秀樹

精神科医であり,週2回の外来診療をこなしながら,教育論,受験ノウハウ書をはじめとする年間30冊以上の本を書き上げ,いくつかの週刊誌・月刊誌に連載を持つ。さらには,東北大学の非常勤講師もしており,著名な英文誌・和文誌に論文も投稿し,掲載されている。いかにしたらそういうことができるのか,という内容の本。

だから,常人には真似ができないかもしれない。個人的にはあまり役に立つことが書かれてはいなかった。

2002年2月 

『日中英語戦争:武士道 vs. カンフー英語』(講談社α新書) 松本道弘

私の大好きな松本氏の最新作。実用英語を武器に中国人が世界進出をはかっていますが,ならば日本人は「武士道英語」で立ち向かわねばならない,とする。英語道で理論武装することは国防上も,日本の「道」を守るためにも必要なこと,という哲学が見事に描き出されている。

私個人は,彼の本を読むたびに何か得るものがあります。

2002年2月 

『簡単に,単純に考える』(講談社α新書) 羽生善治

かつて,タイトル7つを総なめにした将棋の5冠王(2002年2月現在)羽生さんとラグビーの寺尾誠二氏,スポーツジャーナリストの二宮清純氏,ロボット学者の金出武雄氏との対談集。

あまりコメントはない(空港でいい本が見つからないために買ったような本だからですね…)。

2002年2月 

『マネジメント心理学:「大バカ」を即戦力に変える』() 和田秀樹

現代の若者を「シゾフレ世代」(シゾフレニアをもじったものか?),それより上の世代を「メランコ世代」(メランコリーのもじり?)と呼び,メランコがシゾフレをどのように扱えばよいのかを説いた本。著者は世代の切れ目を1965年前後の生まれ,としている。

まあ,これも空港で買った本ですから…。

2002年2月 

『新編 私も英語が話せなかった』(日本経済新聞社) 村松増美

村松氏は同時通訳者。著者のこれまでの経験を綴った本。

村松氏の講演会の席で購入し,そのままサインをいただきました。英語に興味があるなら,読む価値はありかな?

2002年2月 

『医者だから言える 大学病院の本当の話』(王様文庫) 米山公啓

元大学助教授の著者が書いた大学病院の実態。大学病院が抱える様々な問題点について,大学にいた人でしか見えない観点から指摘しています。

内部告発的な本ではありません。私もそのような環境にいるので,よく理解ができます。特に,学会について書かれている箇所は,思わず「う〜む」と唸ってしまいます。

平成14年2月26日(火) 大学と小泉改革

こんな記事がありました。

大学と小泉改革:担い手不在の不幸 (団藤 保晴:2月25日)
 http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=123227

「連携して行動する同志をもたない小泉内閣の周囲は抵抗勢力だらけだ。スローガンはうまいが中身の専門的な吟味が出てこない内閣の改革の典型例を、国立大学改革で考えてみたい。」

平成14年2月25日(月) 読書

1月下旬から2月にかけて,結構本を読みました。ということで,久々に図書室を更新しておきましょう。よくもまあ本を読む時間があるな,と思うでしょうが,私,実は読書家…。医師になって3〜4年目の時には年間100冊以上読んでました。その時の乱読のおかげで(ほんと,乱読でした),今は本の前書きと目次を一瞥するだけで自分が読むに値するかどうかが即断できるようになり,不要な本はあまり買わずにすんでます(とはいえ,空港で購入する際にはやむを得ず買っちゃう本もあります)。いつ本を読んでいるのか?飛行機の中しかない(笑)。片道1冊,往復2冊,本の内容によっては片道2冊はいけます。今月は2回の出張もあり,7冊(1月下旬に1冊)を読み終えました。ハウツーものは続けて読む必要もないので,ちょっとした隙間時間で読み通すことができます。ちなみに,私の読書哲学なのですが,ベストセラーといわれるものはほとんど読みません。個人的な感想ですが,ベストセラーには読むに値するものがあるとは思えません。それから,小説もほとんど読みません(歴史小説と推理小説だけはたまに読みます)。

平成14年2月24日(日) PowerBook G4/550

今のところ,WindowsCE マシンの Telios が必要十分の働きをしている。なぜもっと早くそれに気づかなかったのかと悔やむくらいである(私は試行錯誤しなければ学べない質なのだが,それでは出費がかさみすぎるのが痛い)。この軽快なマシンのおかげで,すっかり iBook の存在感が薄れてしまった。そう,もはや iBook を持ち運ぶ必要性があまりなくなってしまったのである。となると,iBook のあの大きさが今度は中途半端である。持ち運びをしないのであれば,あの液晶画面では小さすぎるのだ(人間,一つに満足すればもう一つの方に不満が生じる。欲とはかくほど恐ろしいものだ)

となれば,私の性格上,そのまま放っておくわけにはいかない。iBook をうまく放るのだ(笑)。ということで,さっさと後輩に売ることにしました(嘘みたいだが,本当の話)。で,私はすでに1週間も前に新機種を仕入れたのであります(本当に人間の欲は恐ろしい)。New iMac も考えましたが(あれは本当に魅力的だ),いくら持ち運ばないとはいえ,週末・連休・長期休暇の際には,私としてはどうしてもメインマシンが必要なのです(できる限り,仕事場には近づきたくない)。Macintosh であり(最低条件),大きな画面を持ち,たまに持ち運びもでき(自動車で運ぶから多少重量があってもかまわない),そして私が満足のいくスペックがあること(これが重要?)が条件となります。そうすると,選べる機種は一つしかない。そう,PowerBook G4。タイミング良く,8日前に増設メモリ付きのPBG4 がメモリ高騰の時期にもかかわらず定価プラス200円(送料1,000円)で1台限定販売していたものだから,即購入してしまいました。買ったのは PBG4/550 です(さすがにPBG4/667 には手が出なかった)

忙しくてセットアップする時間がなかったけど,今日日直をしながらそれをやり終えました。メモリは別のところからも移植してなんと1GB!余裕で RAM disk が作成できるので,ブラウザのキャッシュやアプリケーションなどの作業ファイルなどのボリュームをそこにしてしまうと,非常に快適です。そして,Mac OS X に移行する準備を始めました。

というわけで,非常に満足のいくシステムになりました。今度こそ,それが長続きするよう,私は(皆さんも?)祈っています…。
実は,ちょっとは Windows マシンも頭をかすめたのですが(Mac より安いし,WinCE も使っているし),でも,あの使い勝手の悪さはどうしてもなじまないです(笑)。WinCE は最低限のマシンでいいと割り切っているから使えるけど(というより Mac にはないのよね,こういう「小物」が),メインマシンはやはり納得のいくものでなきゃ。

平成14年2月23日(土) 「知的生産の技術」研究会と村松増美氏

「知的生産の技術」研究会というのがあって(会の詳細はそのホームページを見ていただきたいと思います),たまたま,出張と重なってそこの関西支部主催のセミナーがあるとのことで,21日の夜,参加してきました(会場も宿泊先の近くだったので都合が良かった)。その日のセミナーの講師は,同時通訳で有名な村松増美氏でした。テーマは「とっておきの英語:第一線同時通訳者の秘蔵話:世界のユーモア,一緒に笑おう Let's Laugh with the World」。村松氏は現在,世界に笑いを拡げようと頑張っているとのことで,こんなユニークな会も作っています。とにかく,愉しい講演会でした。彼の本も2冊買って,しっかりとその本にサインをしていただきました。

「知的生産の技術」研究会には以前から興味があって,そこの会員の書籍も数多く読んでいました。まあ,縁があったのだと考えて,入会することにしました。

平成14年2月21日(木) 大阪へ

今日から学会で大阪へ行ってきます。それにしても,疲れまんなあ。先週東京,今週大阪,そして来週は岐阜です。全国縦断学会の旅。

平成14年2月18日(月) iBook から Telios へ

ついに,学会シーズンが始まります。今週から6月まで,立て続けに学会発表が待ちかまえています。

ところで…,今月初めに入手した Telios ですが,非常に活躍しております(でなけりゃ,買わない)。そうすると,iBook というのが余計でして…。余計と言うより,もはや持ち歩く必要がなくなった,ということで…。そうすると…,ですね…。<続く>

本当に,週1回更新になってきました(笑)。

平成14年2月11日(月) くたばった!

昨晩,突如として悪寒,悪心,腰部・下肢の筋肉痛(というよりだるさ)が出てきて,毛布を2枚かぶっても寒い。悪寒のため,なかなか寝付けず(発熱はない),今朝起きると腰部を中心に倦怠感が強く,座ったり立ったりするのがつらい。(これだって,布団の上に横たわりながらキーボードを打ち込んでいるのだ:だから,iBook はいい。あとは,AirMac へ無線接続して,アップロードするだけだ)

何らかのウイルス感染かと思うのだが,よくわからない。発症の状況からするとインフルエンザと思えないこともない。すでにワクチン接種を受けているので,一部症状だけが顕在しているのかもしれぬ。

あ,それとも仕事のしすぎですかね!?(そうみたいですよ >My ボス)

平成14年2月4日(月) 鬼は外

やりたいことは山ほどあるのに,一向に目の前の仕事が片付きません。どうしたらいいんでしょう?

昨日は節分だったんですね。今日,思い出しました。私も大きな声で言いたい。おには〜そと〜!

平成14年2月3日(日) Sharp Telios

2月1日〜2日にかけて,緑膿菌感染症研究会というマニアックな(?)研究会へ参加のため,東京へ行ってきました。会場から秋葉原まで近いこともあり,空き時間を利用して(本当です),2日間2時間ほど秋葉原に足を運びました。目的は!?

実は,1日目は Sharp Telios (HC-AJ3) をこの目で確かめに,です。目的は後で。実物を見て,値段も(値下げ幅も)確認して,悩みに悩んで,2日目についに購入しました! またか!と今回だけは言わないでください。やむを得ない事情があるのです。(と,言い訳を探している)

今月から6月上旬にかけて,何と8つの学会発表があるのです。それに加えて,原稿だの,何だの。もっと恐ろしいことは,その雑務の量…。月間計画を立てて,唖然としました。とてもじゃないが,大学にいる医師としての本来の仕事(臨床をやり,学生・後輩の教育を行い,研究をやり,論文を書く)がまったくできない状態に陥りつつあるのです。これではいけない!(今でもそんなことやってね〜じゃないか,という真実はばらさないでね。せっかくいい理由が見つかったんだから)

ということで,まとまった時間を確保し,それを本来の仕事に当てるためにはどうしたらいいのか,と真剣に考えました。見つけだした解決策,それは,雑務をそのような時間外(いわゆるすき間時間)に少しでも終えること,です。そのためには,ちょっとした時間でパパパッと使えるマシンがなければならない(別にマシンを必要としないかもしれないが…)

今持っている Libretto。非常にいい,お気に入りのマシンなのですが,ハードディスクを持っているため,どうしても起動が遅い。あちらこちらへと持ち運んで歩くにはやや大きすぎるし(iBook は論外),しかもハードディスクという爆弾を抱えることになる。一方,Palm。これもお気に入りですが,1日の予定やちょっとしたメモなどには非常に使い勝手がいいが,文字を打ち込むには大変。私がやりたいことは,テキスト入力ができて,すぐにメールやFAXが使えて(私に来る1日のメール数には少々ウンザリしている),簡単な文章やワークシートが使えれば言うことはないのである(予定は Palm で管理するから不要)。

これらの条件を満たすのは,Handheld PC (Windows CE) しかないのです。NTT DoCoMo sigmarion II や HP Jonarda 720 なども考えましたが,本体やキーボードの大きさと液晶画面をいろいろと比較検討した結果,Sharp Telios (HC-AJ3) に落ち着いたということです。そういう理由なので,積極的に購入しようと思ったわけではないのですよ。(本当か)

ちなみに,DDIポケットに契約して(64k CFカードC@rdH"64 petit は0円でおまけ),さらに表示値より10%値引きさせて,購入しました。価格.com で調べた最安値よりやや高いですが,通販での送料やC@rdH"64 などの値を考えると,トントンです。これで,いつでもどこでもメールや FAX が使えるようになりました。ここまでして,仕事を片付けねばならない自分がやや惨めではありますが…。(本当は新機種を買って喜んでいたりするのではないか?)この余波を受け,Libretto は後輩に売らざるを得なくなりました。お気に入りの機種ですが,高い買い物をしたのでやむを得ないが,更迭です。そして,予備で契約している AOL も解約です。そのアドレスを利用していた妻のものは,@nifty の追加アドレスにします。それで,出費を最小限度に押さえ込むつもりです。