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年賀状がデータベースに変わるとき

●年賀状も受け取った後は…

正月に受け取った年賀状,皆さんはどうしていますか。私は以前は紙袋に一まとめにして入れ,本棚に適当に放り投げていました。それでも特に困ることはなかったのですけど。

●年賀状の整理に意味があるか?

数年前に,文具店で葉書ホルダーなる物品を見つけ,ちょっと年賀状でも整理してやるか,と思い,2年間ほど年賀状を1枚1枚そのホルダーに整理したことがあります。枚数が多いと,思った以上に時間がかかります。しかも,整理した年賀状を見返すことはほとんどない。なら,整理する意味がないのではないか,と思ったりもするのです。

●されど年賀状

しかし,年賀状を書く時期になると,あれ,あいつの住所は何だっけ,ということにもなります。また,昨年は年賀状もらったっけ,などの情報も必要になります。そう言うときには,前年度の年賀状があるに越したことはない。ということで,私は業者から届く宣伝用の年賀状以外は以前と同じように紙袋にひとまとめにして入れて,本棚にぶち込んでいます。

●年賀状がデータベースに変わるとき

では,年賀状はいつまで保存しておくのがよいのか?これは個人の価値観と考え方によって異なるかと思います。年賀状を1年前,2年前,3年前…と辿っていくと「おっ,そういやあいつ今頃どうしているかな,年賀状の1枚でも書いてやるか」というところから再び交際が始まるかもしれません。そのとき,眠っていた年賀状はアクティブなデータベースへと変身します(データベースは活用しなければただの死物です)。今年は実家に置いてあった10年前の年賀状袋を今のアパートに持ってきましたが,活用せずじまいでした。時間の余裕のあるときに見直す予定。最後に,住所変更のあった人は,もらったときにさっさと住所録を書き換えておくと年末に慌てることはありません。これは私の教訓です。

皆さんも,年賀状の再活性化を考えてみてはいかがでしょうか。

(平成15年1月12日)